「かかりつけ薬剤師・薬局の基本的な機能に加えて、国民による主体的な健康の保持増進を積極的に支援する機能を備えた薬局」として、法律上に位置づけるものです。つまり、「地域住民の健康を支援する薬局」です。
医薬品や健康食品等を適正に使用するための助言を行い、健康の維持・増進に関する相談を幅広く受けると共に、必要に応じて、かかりつけ医などの適切な専門職種に紹介を行います。また、率先して地域住民の健康サポートを積極的かつ具体的に実施し、地域の薬局への情報発信や取組支援等を行います。
求められる重要な点として、地域の医師会、歯科医師会、看護協会、栄養士会、介護支援専門員協会等に連携・協力します。かかりつけ薬剤師としての役割を果たせるよう薬剤師の資質を確保します。また、パーテーション等で区切るなど、個人情報に配慮した相談スペースを設けます。土日にも一定時間開局し、要指導医薬品等や衛生材料、介護用品等について、利用者自らが適切に選択できる供給機能、専門的知識に基づく助言の体制を作ります。また、薬の相談会の開催や禁煙相談の実施、健診の受診勧奨や認知症早期発見につなげる取組、医師や保健師、管理栄養士と連携した相談会の開催などの取り組みも実施します。
健康サポート薬局は、安心して立ち寄りやすい身近な存在となり、地域包括ケアシステムの中で、多職種と連携して、地域住民の相談役の一つとしての役割を果たすことが求められています。
10月から順次誕生する予定です。