2019年の医薬品医療機器等法の改正において、患者自身が自分に適した薬局を選択できるよう、機能別の薬局(地域連携薬局、専門医療機関連携薬局)の認定制度が導入されました。
このうち、専門医療機関連携薬局については、がん等の専門的な薬学的知見に基づく調剤及び指導の業務を行うこととされており、その認定要件(人的要件)として「学会認定等の専門性が 高い薬剤師の配置」が示されています。
日本薬剤師会では、専門的な薬学管理 に基づき関係機関と連携して対応できる薬剤師を輩出し、全国的に専門性の高い薬剤師が常駐 する薬局を各地域に配置するため、都道府県薬剤師会の協力の下、体制を整えるべく準備を進めているところです。
各種学会の動きとしては、現在のところ日本医療薬学会が「地域薬学ケア専門薬剤師制度」を構築、副領域の認定として「がん」を設定し、2020年から運用を開始しています。制度開始から一定期間、ある一定の条 件を満たした研修希望者に対し過渡的措置による「暫定認定」を先に行い、その後研修を進める仕組みとなっております。申請手順や申請様式等の詳細は日本医療薬学会のホームページで ご確認ください。
日本医療薬学会のホームページ:https://www.jsphcs.jp/nintei/index.html